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PART1_04

JV-Linkの役割

 

 

JV-Linkがどのようなことを行うプログラムであるかについては、利用するだけの方にはわからなくても良いでしょうが、プログラムの開発者は、頭に入れておいたほうが良いと思います。

 

JRA-VAN Data Lab.のホームページにある図を使って説明しましょう。(この図の引用については許可を得ています。注・・・イデア競馬新書での利用時に許可を得たもので、このサイトについてはまだ確認が取れていません。本サイトはイデア競馬新書のサポートサイトですから、問題ないとは思いますが。 

 

 

     競馬ソフトがJV-Linkを利用しようとすると、パソコンにインストールされた利用キーがJV-Linkに送られます。

 

     JV-Linkは認証サーバに接続し、その利用キーが有効であるかどうかのユーザ認証を行います。

 

     パソコンの中には保存されていない新しいデータが要求された場合には、JV-LinkJV-Data配信サーバに該当のデータを要求します。要求されたデータが、すでにパソコンの中にあれば、③~⑤が省略されます。

 

     JV-Linkは、該当するデータを取得します。このデータは圧縮されたファイルで取り出されます。

 

     JV-Linkは、取得した圧縮ファイルをパソコンに保存します。

 

     JV-Linkは、パソコンの中から圧縮ファイルを解凍しながら取り出します。

 

      JV-Linkは、競馬ソフトにデータを返します。

 

 

だいたいの処理の流れは、上のようになっています。プログラムを書くときは②~⑥は意識する必要はなく、①と⑦だけを考えておけばよいのです。

 

JV-Linkは、現在のパソコンの中に、必要なデータがなければ、サーバに取りにいくと考えておけばよいでしょう。このような感じで、JV-Linkは、常にサーバとの接続を行いますから、常時接続の環境でないと接続時間が気になってしかたがないと思います。

 

 

また、利用キーの有効期限が切れてしまうと、例え自分のパソコンに保存されているデータであっても、JV-Linkを使ってのデータの読み込みは出来なくなってしまいます。

 

⑤で保存されるファイルは、Data Lab というフォルダーの中に保存されますが、そのファイルの内部の情報については公開されていませんので、プログラマーが直接操作することはできないのです。

 

なお、過去のデータを大量に利用したいという場合は、データのダウンロードには長時間を要しますので、CD-ROMからデータを入手する方法をお勧めします。セットアップ用のCD-ROMは、JRA-VAN Data Lab.のホームページで申し込むと、現在は、無料で入手できます。