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JRAの公式競馬データを入手しよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豊富なデータが取り放題

 

 

JRA(日本中央競馬会)の関連企業である株式会社ターフ・メディア・システム(TMS)という会社が、2004年4月から競馬データ取得サービスJRA-VAN Data Lab.」を開始しました。なお、TMSは他のJRAの子会社と合併してJRAシステムサービス株式会社になっています。

 

 

競馬開催日には、現在発売中のレースについて、すべての馬券の最新オッズが取り出せます。一部のデータについては、時系列データも取り出せますから、自宅のパソコンでの、データ競馬が楽しめるようになりました。インターネットや携帯電話での馬券購入も可能ですから、データをじっくり分析して競馬で儲けるということも夢ではないでしょう。

 

また、競馬を開催していないときにも、いろいろなデータを分析してレースの検討を行いたいという方には、1986年1月以降の競走成績などが取り放題ということは非常に魅力的ではないでしょうか。競走馬の成績や血統、騎手や調教師の情報、種牡馬の情報などのデータはもちろん、坂路調教のデータなども用意されています。日々のレース検討に必要なデータが、ほとんど揃っていると言って良いでしょう。

 

火曜日の昼間に定期メンテナンスがありますが、それ以外には、どんな情報についても、いつでも何回でも取り出せます。その費用は、月々1,995円という固定料金ですから、使えば使うほどお得です。

 

競馬の楽しみ方は、「競馬新聞と赤鉛筆」というスタイルから、「パソコンと競馬データ」というように変わってくると思います。

 

JRA-VAN Data Lab.」に対応したソフトを利用すれば、自分ではプログラムを作らなくても、必要な情報は入手できるでしょう。しかし、自分の予想のスタイルにあった競馬ソフトというものは、なかなか見つからないかもしれません。

 

そういう場合は、ご自分でソフトを作るしかありません。本書は、「競馬のソフトを作りたい」という方に、その概要を中心に解説をしています。プログラミングを説明したものではありませんので、本書を読んだ後にすぐにプログラムを作れるようになるわけではありません。しかし、ある程度のプログラミングの経験者であれば、本書を参考にして、すぐにプログラムが作れるようになると思います。